
口腔外科
口腔外科では、主にお口の中の外科処置を行います。親知らずの抜歯をはじめ、口腔内のケガや口内炎などの歯の周辺組織の炎症を治療していきます。親知らずの抜歯は、CT検査後、患者様の体調や親知らずの状態から施術方法を決めます。通常に生えている場合であれば、来院当日に、1分程度で抜歯します。生え方や歯根の状態で困難な処置を必要とする場合は、高次医療機関を紹介します。「顎関節症」で来院された場合、CTであごの骨に変形がないか、診療します。症状によりマッサージやマウスピース治療などを行いますが、効果が不十分な場合には、より専門的な治療を行う病院を紹介します。親知らずや顎の痛み、お口の中の違和感など、口腔内で気になることがありましたら、早めにご相談ください。

親知らずの抜歯
親知らずは無症状の場合もありますが、さまざまなトラブルを引き起こします。特に中途半端に歯の一部が出ている状態のときは、虫歯になったり、まわりの歯茎に炎症を起こしたりします。このような状態を放置していると、親知らずだけでなくその前の歯まで虫歯になって抜歯しなければならなくなったり、口を開け閉めする筋肉まで炎症が広がると口が全く開かなくなったりします。このような親知らずは抜歯する必要があります。
当院では被ばく量の少ないCT検査を行った後、親知らずの生えている状態に応じて施術方法を決めていきます。安全な施術を第一にしております。
顎の痛み
口を開け閉めする時、顎がカクカクしたり、痛くて開ける事が出来ないなどの症状は、顎関節症という病気であることがほとんどです。顎の関節や筋肉に異常な力がかかることによって発生すると考えられています。お薬やスプリントと呼ばれるマウスピースのような装置を口の 中に装着して治療をします。場合によっては関節内に注射をして治療をしたり手術をしたりすることもあります。おかしいと感じたら診察をお受けください。


口内炎
ストレスや免疫力の低下、栄養不足による場合や、口腔内の粘膜を誤って噛んだり、器具で傷ついたりした時などに口内炎ができます。これらが原因の口内炎は歯科医院で治療が可能です。
ただし、ヘルペスウイルスなどの感染性ウイルスが原因であったり、大量に口内炎ができたり、目や鼻腔や全身の皮膚に水泡、びらんなどが広がっていたり、高熱、長期間治らない場合は全身性の病気による口内炎の場合があるため、内科医や皮膚科医の診察が必要となります。